岸和田徳洲会病院
2024/12/26
看護師教育プログラム「ELNEC-J」 岸和田病院が主催

岸和田徳洲会病院(大阪府)は11月2日から2日間、“エンド・オブ・ライフ・ケア”の実践に必要な知識・能力を養う看護師向けの研修会「第5回 ELNEC-Jコアカリキュラム看護師教育プログラム」を主催した。徳洲会内外から42人の看護師が参加した。
同ケアは「病や老いなどにより、人が人生を終える時期に必要とされるケア」を意味し、緩和ケアやホスピスケアとほぼ同義で、疾患をがんのみに限定しないのが特徴だ。
同プログラムは講義、グループワーク、ロールプレイで構成。2日間をとおして、総論に始まり、痛み・症状マネジメント、倫理的問題、意思決定を支えるためのコミュニケーション、喪失・悲嘆・死別、臨死期のケアなどに関する講義を行い、具体的な事例を想定したグループワークや患者役・看護師役・観察者となるロールプレイに取り組んだ。
同プログラム指導者の資格をもち講師を務めた操野由美子・看護主任(緩和ケア認定看護師)は「ふだん忙しい現場では緩和ケアやエンド・オブ・ライフ・ケアについてスタッフ同士で、じっくりと話し合う時間を取るのは難しいのが実情です。この2日間は、同じ思いをもった方々にたくさん集まっていただき、スキルアップにつながる充実した良い時間を過ごすことができたと思います」。
→徳洲新聞1472号掲載