帯広徳洲会病院

帯広徳洲会病院(北海道)看護部は、地域の教育機関との関係強化や教育環境の拡充を図り、人材の確保・定着に努めている。

人材確保は、コロナ禍で中止していた高校や専門学校への訪問活動を4月に再開した。4月に赴任した堀里美・看護責任者は、自ら地域の看護の動向などを知ることも目的に積極的に訪問。地元の十勝地方に加え、200km以上離れた名寄市の学校にも赴くなど、従前よりも訪問エリアを拡大し、これまでに30校を訪れた。医学系に進学を希望する学生向けに徳洲会グループが設けている奨学金制度や、同院の病院見学の受け入れ体制について説明している。

「説明は進路指導の先生方に直接、行っています。当院の環境や地域の雰囲気を直接伝えることで、より理解を促し、当院に合う学生に、足を運んでいただきたいと考えています」(堀・看護責任者)。

病院見学希望者がいる学校と病院間を、車で送迎する取り組みもスタート。交通費をはじめ学生の負担を軽減し、来院しやすい体制を整えた。これまでに3校の学生が病院見学に訪れたり、実際に採用試験を受けたりするなど、成果が出始めている。

また、有山悌三副院長も、診療のかたわら4月から同院近くの帯広大谷短期大学看護学科で講師を務めている。堀・看護責任者は「教育機関と“顔の見える関係”を構築し、当院の認知度を高め就職先として当院が選ばれることにつなげたいです」と力を込める。

人材定着では、「地方の病院は学会や研修に行く機会が限られる」(堀・看護責任者)ことから、看護師対象の外部講師を招いた院内研修を再開。1回目は7月18日に日高徳洲会病院(北海道)の末田祐美子・副看護部長を講師に迎え、接遇をテーマに開催。40人が参加し、医療現場での接遇の必要性や接遇マナーを学んだ。「理想の病棟・外来」をテーマにグループディスカッションも行った。

堀・看護責任者は「研修により、職員間で話す機会も増え仲間意識も強くなります。長く働いてもらえる病院を目指します」と意気込む。

→徳洲新聞1459号掲載

 

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