徳洲会グループ

離島・へき地医療充実など功績たたえ追悼

徳洲会グループは10月23日、7月10日に86歳で永眠した徳田虎雄・医療法人徳洲会名誉理事長のお別れの会を都内で開催した。実行委員長は東上震一理事長、喪主は徳田秀子夫人。2部制で午前中に行った1部の式典では、長年にわたって徳田・名誉理事長と盟友関係にあった亀井静香・元代議士と、大阪大学時代の同級生である塚本玲三・茅ヶ崎徳洲会病院(神奈川県)名誉院長が弔辞を読み上げた後、東上理事長が代表挨拶を行った。その後、親族や来賓、生前に親交のあった方々らが献花を行った。2部では主に一般の参会者が献花を行った。1部・2部合わせ1,643人の参会者が来場、在りし日の徳田・名誉理事長を偲び、追悼するとともに、“生命だけは平等だ”の理念を掲げ、命懸けで取り組んだ離島・へき地医療や救急医療の充実など功績をたたえた。

映像やパネル用い86年の生涯を紹介

午前中に開催した式典では、黙禱に続き、「命の虎 医療界の革命児! 徳田虎雄ヒストリー」と題する20分のオリジナル動画を上映。

「命だけは平等。キリスト教徒も、仏教徒も、イスラム教徒も、無宗教も、生命だけは平等だ」と力強く言いきる徳田・名誉理事長の在りし日の姿を映し出し、生い立ちから、3歳の弟を亡くした少年時代の痛ましい原体験や、苦労しながら奄美群島はじめ全国に病院をつくり続けた道程、弱者のための医療革命を実現するために始めた政治活動、世界の厚生省となることを目指しALS(筋萎縮性側索硬化症)発症後も、病に負けず精力的に世界へ支援の手を広げていった軌跡などを振り返った。

また、「患者さんを診る時には、自分の家族を診る気持ちで臨みましょう」、「両親をはじめ家族を大切にすることから、すべてが始まっているのです」と、徳田・名誉理事長が思いやりにあふれる言葉を職員にかけるシーンも印象的だった。

上映後、“お別れの言葉”として、はじめに亀井・元代議士が弔辞を読み上げた。2羽のハトを模した徳洲会のロゴマークと、白い百合とカーネーションで飾り付けた祭壇上の遺影に向かい、「虎さん、とうとう逝ってしまったなぁ」と惜別の思いを吐露。「あんたくらい自分のことはさておいて、人のために尽くした人はいない。虎さんよ、あんたと仲の良かった石原慎太郎と一緒に相撲をとって遊んでいてくれよ。俺もそのうちいくからな。なあ、虎さん」と語りかけた。

→徳洲新聞1464号掲載