徳洲会グループ

第74回日本病院学会が7月4日から2日間、三重県で開催された。徳洲会グループからは病院広報や転倒転落予防など多岐にわたるテーマで、一般口演とポスターで計7演題の発表があった。

広報活動や転倒転落防止など多彩

7演題のうち6演題は岸和田徳洲会病院(大阪府)が発表。一般口演2演題、ポスター4演題。もう1演題は札幌徳洲会病院の一般口演。

「医療機関の広報と当院の取り組み」と題して一般口演を行ったのは岸和田病院の山本浩嗣・事業推進室係長。「地域住民の方々に親近感や関心をもっていただくため、医療情報や講演会、採用情報だけでなく、職員の日常などを発信しています」と説明。そのうえで「院内各部門との関係を構築し、多岐にわたる情報を院内からつねに得ることが重要です」とまとめた。

また同院の神藤瑞絵・診療情報管理室職員(現・吹田徳洲会病院職員)は「悪性病理診断報告書の患者未伝達防止への取り組み」をテーマに一般口演。岸和田病院は、同報告書の未読者(依頼医)への結果確認依頼やカルテ監査などの取り組みを2022年に開始。「カルテ監査を実施することで報告書の結果確認漏れを早期発見し、治療の遅れを防止できました」とアピールした。

札幌病院の細谷星羅看護師は「ベッド周囲の環境整備における実態調査及びチェックリスト導入の有効性~転倒転落予防のために~」をテーマに一般口演。転倒転落予防に焦点を当てたチェックリストの導入前後を比較し、「物品の整理や環境整備の視点の向上、意識付けのツールとして有効性がありました。一方で、患者周囲の物品の配置については、個別性への対応が必要であり、チェックリストだけでは有効性は不十分でした」とまとめた。

このほか、ブランディング戦略や医師事務作業補助者の教育制度、入院中喫食率と退院時下腿周径との関連、SNSを活用した栄養科の情報発信と多様な発表があった。

→徳洲新聞1455号掲載