徳洲会グループ

医師・看護師・コメディカル150人超参加

徳洲会透析部会は4月20日から2日間、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)で全国会議を開いた。テーマは「透析医療up to dateとSDM(Shared decision making=共有意思決定支援)」。全国の徳洲会病院で透析医療に従事する医師、看護師、臨床工学技士(CE)ら150人超が出席し、情報共有した。

1日目の冒頭、部会長の日髙寿美・湘南鎌倉病院腎臓病総合医療センター長が「透析医療に携わる人間として、つねに新しいことに目を向けるべきであると同時に、患者さん中心の医療を目標にしていただければと思います」と挨拶。続いて、徳田寛治・一般社団法人徳洲会医事部長代理が、透析業務に関する診療報酬改定について解説した。

外部講師の政金生人・矢吹病院長は「腎代替療法におけるSDM」と題し講演。患者さんの思いと医療者の思惑は往々にして、すれ違うと指摘し、患者中心の療法選択に関し説明。「患者さんの自立と自律を育む日常の対応が重要です」と助言した。

庄内余目病院(山形県)の本間久統・医療安全管理室長は「医療安全」をテーマに、透析室でのインシデントとヒューマンエラーの解説、徳洲会グループ透析室の2023年インシデント・アクシデント報告など行った。

次に、山北徳洲会病院(新潟県)の山下昭二・看護部長が中心となり、SDMをテーマにグループワークを実施。「高齢フレイル(肉体的・精神的・経済的・社会的)のある保存期慢性腎臓病患者に透析導入すべきか、どのような支援をするか」などふたつの事例について各グループで議論、代表者が発表した。

1日目の最後は日髙センター長が「腎移植推進について」と題し講演。腎移植を取り巻く環境など説明した後、湘南鎌倉病院の実績に触れ、「腎移植は特別な医療ではありません。ぜひお気軽に相談を」と呼びかけた。

2日目は「腎臓リハビリテーション」をテーマにした3本の講演からスタート。湘南鎌倉病院の西村彰紀リハビリテーション部副室長(理学療法士)、古河総合病院(茨城県)の根本須美代・看護副主任、松原徳洲会病院(大阪府)の横井由美子看護師が、それぞれ自院の取り組みなどを発表した。

続いて「エコー下穿刺」をテーマに、まずは外部講師の元山勇人・善仁会グループ臨床工学部東京地区統括マネージャーが、同グループの取り組みを紹介。その後、湘南鎌倉病院の村上奈央子看護師が中心となり、参加者はシミュレーターを用いハンズオン形式でトレーニングした。

最後に、日髙センター長が「患者さんにとって大切にすべきこと、またリハビリの大切さも学びましたので、今後に生かしてください」と挨拶。また、25年3月15日から2日間、湘南鎌倉病院の小林修三院長が大会長を務める第15回日本腎臓リハビリテーション学会学術集会が開催されることにも触れ、積極的な演題発表を呼びかけた。

→徳洲新聞1445号掲載