羽生総合病院

高カリウム血症症例でポスター

羽生総合病院(埼玉県)救急総合診療科の橋本美香・看護主任、大谷由香里看護師、木村登子・看護師長は7月17日、第10回日本蘇生科学シンポジウムでポスター演題を発表した。テーマは「高カリウム血症の急性増悪を、心電図の変化より速やかに発見し得た症例」。心電図の変化をきっかけに高カリウム血症(心停止など重篤な合併症を引き起こし得る状態)の急性増悪を発見し、早期に治療を開始できた2例を報告した。

結論として、傾眠傾向や麻酔中の患者さんの場合、高カリウム血症および随伴症状の訴えがないまま進行し、発見・治療の遅れに至り得ることを指摘。とくに増悪が短期間の場合は、血液検査のみで捉えることは難しいことがわかった。心電図の変化が高カリウム血症を疑う最初の指標となり、その後の対応を速やかなものにできるとし、心電図を注意深く観察することは、急性期医療では重要であると強調した。

同演題をサポートした西田昌昭・麻酔科部長は「医療現場の最前線で、冷や汗が出るような経験だったことでしょう。患者さんの状態変化を見逃さず、冷静に心電図を注意深く観察することの重要性を再認識できたと思います。また、その点を学会も評価してくれたことは、今後の勉学を深める良い機会になりました。引き続き、看護師の発表を積極的に促したいと思います」と健闘をたたえた。

⇒徳洲新聞No.1096掲載記事