徳洲会グループ
コロナ乗り越え 1期生が巣立ち
湘南鎌倉医療大学(神奈川県、看護学部看護学科)は3月に1期生の巣立ちを迎える。同大学は新型コロナ禍により、2020年4月の開学と同時にオンライン講義を余儀なくされたり、臨地実習が計画どおりに実施できなかったりと、非常事態が続いたが、これらを乗り越え初の卒業生を送り出す。
荒賀直子学長は「卒業生の半数以上は徳洲会グループ病院に入職予定です。私は『人生は情熱を演じる劇場である』という言葉が好きなのですが、卒業生にも自分の理想をもって、何事も率先して動いてほしいです」と笑顔を見せる。
同大学は開学以降、新型コロナに翻弄された4年間だった。1期生の入学式、授業開始を延期したうえ、オンライン形式で講義をスタート。臨地実習の時期になってもコロナの猛威は変わらなかったが、徳洲会グループの協力により、日数を制限したシャドーイング形式(看護師の後ろに付いて見学)の実習を行うことができた。
同大学のカリキュラムでは、島嶼看護や災害看護など徳洲会を母体とする大学ならではの特色を打ち出しているが、体験学習の実現には苦労した。離島での体験学習は23年3月に鹿児島県の離島、奄美大島と徳之島で初めて実施。災害看護では、同年9月に東日本大震災で被災した医療機関や施設などを訪れ、災害時の状況や災害医療の内容などを学ぶツアーを行った。
荒賀学長は「新型コロナ禍でも現場に触れる機会を与えていただき、本当に助かりました。また、20年から実習指導者講習会を開講していますが、今後もグループ病院とより密接に連携し、より良い臨地実習を行える環境を整備していきたいです」と抱負を語る。さらに「現在は国家試験対策に力を入れています。個人を尊重しながら、最大限のサポートをするように努めています。全員合格を祈っています」と期待を寄せる。
同大学は22年4月に大学院を開学(看護学研究科・看護学専攻)。今年3月に博士前期課程(修士)は初の修了生を送り出し、来年3月には博士後期課程(博士)も修了。
→徳洲新聞1423号掲載

