徳洲会グループ
続々と徳洲会グループ病院の隊員出動
国内外で災害医療支援活動に取り組むNPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)は、元日に発生した令和6年能登半島地震発災直後から活動を開始、とくに被害が大きい地域のひとつ、石川県輪島市で医療支援を継続している。これまでリレー形式で先遣隊4チーム、本隊3チームを派遣し、合計34人の隊員が現地で活動。これまで403人を診療、避難所の運営支援にも尽力している。すでに後続の本隊派遣も決定しており、長期にわたって支援する方針だ。11日時点までの活動を紹介する。(小紙特派員:小松原史仁)
令和6年能登半島地震は元日の午後4時10分に発生。石川県能登地方で最大震度7を記録し、家屋の倒壊や焼失、津波による浸水などで甚大な被害をもたらしている。内閣府によると、11日時点で死者200人超、負傷者500人超、避難者2万6,000人超とされているが、いまだ被害状況の全容は明らかになっていない。
とくにライフラインへの影響が大きく、地域によっては断水や停電が続き、各地にアクセスするための道路も陥没や沈下、地割れ、土砂崩れなどでスムーズに通行できず、支援や復旧が遅れる原因となっている。積雪で道路の状態が見えなくなれば徐行もできないなど、天候の影響も大きい。
こうしたなか、TMATは発災直後に緊急災害対策本部を立ち上げ、先遣隊の派遣を決定。1日午後11時に第1班として隊員4人が現地に向け救急車両で出発した。翌2日には第2班3人、3日に第3班3人、5日に第4班6人と、各地から隊員が出動した。
第1班は翌2日に石川県庁を訪れた後、DMAT(国の災害派遣医療チーム)活動拠点本部がある七尾市の能登総合病院に到着。輪島市に向かう道路状況の確認を依頼され、車で向かったが、悪路のため通常1時間程度で行けるところを5時間以上要した。同本部に状況を報告した後、輪島市役所職員から避難者の健康状態のアセスメント(評価・分析)要請を受け、市役所周辺に点在する避難所の巡回と情報収集を開始。
他の避難所に比べ規模が大きい輪島市ふれあい健康センターでの医療ニーズが高いと判断し、同センターを活動拠点にすることを決めた。
3日に能登地方の別の場所で情報収集を行っていた第2班と第3班が金沢市で合流。同日、同センターの一角に仮設診療所の開設許可を得たことで、TMAT事務局は本隊の派遣を決定した。本隊も各地から順次派遣し、これまでに3チームが現地で活動。各チームは1週間を目安に帰任、後続チームにバトンをつなぐリレー形式で支援を継続している。
→徳洲新聞1423号掲載

