岸和田徳洲会病院
徳洲会外の看護師も参加し習得
岸和田徳洲会病院(大阪府)は11月3日から2日間、「ELNEC-Jコアカリキュラム看護師教育プログラム」を開催した。これは“エンド・オブ・ライフ・ケア”の実践に必要な知識・能力を養う看護師向けの研修会。同院の主催は4回目。徳洲会グループ外からの参加も多く、計32人の看護師が講義やグループワーク、ロールプレイでスキルアップに励んだ。
エンド・オブ・ライフ・ケアとは「病や老いなどにより、人が人生を終える時期に必要とされるケア」。ターミナルケア(終末期ケア)や緩和ケアと似た概念で、疾患を限定しないといった特徴がある。
初日は多職種チームアプローチの考え方や、看護師に求められる基本的態度など総論的な内容からはじまり、痛み・症状マネジメント、倫理的問題、文化への配慮、さらに事例をもとにアセスメント(心身の状態把握)やケアなどについて討論するグループワークを行った。
2日目はコミュニケーションや喪失・悲嘆・死別、高齢者のエンド・オブ・ライフ・ケアなどをテーマに講義。また、参加者が患者役、看護師役、観察者の役割を交互に努めるロールプレイを行い、より良いケアについて話し合うグループワークにも取り組んだ。全員に修了証が手渡され、2日間のプログラムを終了した。
研修会を企画し、講師のひとりを務めた操野由美子・看護主任(緩和ケア認定看護師)は「がんの患者さんのみならず、急性疾患のケースでも終末期のケアをどう行えばよいか悩みながら取り組んでいる看護師は多いです。この研修会を通じ、ケアの質の底上げにつながればと考えています」と期待を寄せる。
参加者のひとりは「研修で得たことを生かし、患者さんや家族に寄り添い納得のいく意思決定などを支えられるよう、これからも研鑽していきたい」と抱負を語った。
→徳洲新聞1421号掲載



