湘南鎌倉総合病院
2017/05/01
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)の鵜川美穂・外傷整形外科病棟師長と戸田泉・診療看護師(NP)は3月20日、同県内の横須賀米海軍病院で行われた日米合同看護シンポジウムで発表を行った。100人に上る参加者で会場はにぎわっていた。
鵜川師長は「内科病棟における転倒転落リスク因子」がテーマ。自院の入院患者さんを非転倒転落群と転倒転落群に分け、検証した結果、転倒転落群は入院期間が長く、入院から15日以内に半数、20日以内に約8割の転倒転落が発生。ADL(日常生活動作)レベルでは、ベッドから動けなかった患者さんが、回復する過程などで転倒転落が生じていることを示唆した。
戸田NPは「湘南鎌倉総合病院におけるナースプラクティショナーの取り組み」と題して発表。NPは医師の指導の下、一定の範囲内で診療行為が行える看護師。自院にNPの研修に関する規定がなかったため、研修プログラムを設け、その研修過程やNPの活動内容を発表した。戸田NPは医師と看護師の両方の視点をもつNPにしか見えない世界があることを指摘し、「チーム医療を円滑するための新しい職種として役割を果たしていきます」と締めくくった。
発表を終えた戸田NPは、米海軍病院のNPと交流。「日本でのNPの認知度は低く、課題はありますが、医師の思考過程と看護の心の両方をもつのが強みというのは、日米で変わらないことがわかり、勉強になりました」と新たな発見に満足した様子だった。
⇒徳洲新聞No.1080掲載記事

