徳洲会グループ
発起人は堀江・鎌ケ谷病院看護主任
徳洲会健診部会は分科会として関東健診保健師会を発足させた。グループ病院同士で横のつながりをつくり、業務内容の確立や勉強会などを通じ、知識や質の向上を図るのが目的。発起人は鎌ケ谷総合病院(千葉県)の堀江あゆみ健康管理センター主任(看護師、保健師)。同分科会は7月4日、同院会場とオンラインのハイブリッドで第1回会合を開き、18施設26人が参加、知見を共有するとともに連携を強化した。
堀江主任は「健診部会は健診運営や事務的なことに特化しているため、健診保健師の活動について深める機会がありません。また、健診保健師の活動について書かれている研究や文献も少なく、各現場は手探りで活動していることが多く見受けられたため、分科会を発足しました」と経緯を説明。
さらに「関東で保健師が在籍する18施設のうち、ひとりで業務している病院が7施設あります。こうした病院でも業務上の疑問や不安を、気軽に相談できるようになれば良いと思います」と強調する。
同分科会が掲げる今年度の目標は①健診保健師会の発足、②相談し合える仲間づくり、③第4期特定保健指導の理解・実践に向けた計画、④各病院の困難事例の把握と共有、解決に向けた協議。次年度以降の目標は①健診保健師の業務内容の確立、②健診ラダー(教育体制)の作成、③特定保健指導の技術・知識・質の向上、④離職率の減少。
第1回会合は、まず自己紹介、病院・業務内容紹介からスタート。次いで、開始前に取ったアンケート結果をもとに、健診センター所属の保健師・看護師の人数、保健指導の実施状況、教育環境などを報告した。
この後、「特定保健指導」に話題を移行。特定保健指導とは、特定健康診査(特定健診)を受け、メタボリックシンドローム(内臓脂肪型肥満)の該当者および予備群と診断された方を対象に、その要因となっている生活習慣を改善するための保健指導をいう。
堀江主任は来年度から始まる「第4期特定健診・特定保健指導」の変更点を解説。たとえば、これまではプロセス評価だったのに対し、第4期からはアウトカム評価が導入され、腹囲2cm・体重2kg減を達成した場合には、保健指導の介入量を問わずに保健指導終了となる。また、特定保健指導の成果の見える化、ICT(情報通信技術)の活用も推進。
アウトカム評価の改善指標では、食習慣の改善として「エネルギーや栄養成分の表示を確認して1日の摂取量を計算するようになった」、「睡眠前の食事や間食をやめた」。運動習慣の改善として「歩数計等で運動習慣を記録し、指導前に比べて運動量を増やした」、「フィットネスジムやランニングなどで日常的な運動を始めた」。
喫煙習慣の改善として「2カ月以上禁煙した」。休養習慣の改善として「毎日8時間以上睡眠時間が確保できるように、早めに就寝するようになった」、「睡眠を記録し、適切なタイミングで起床するようになった」。その他の生活習慣の改善として「毎日血圧を測って記録している」、「週に2日は飲酒しない休肝日をつくれている」などを挙げた。
次に、健康診断結果で「要精密検査」や「要治療」などの判定があった方に対し、医療機関を受診するよう働きかける「受診勧奨」について、次回以降のテーマにすることを告知。さらに、各病院で困っていることなどを議題に意見交換を行い、閉会した。
初会合を終えて堀江主任は「今回は横のつながりをつくるのが第一の目標でした。オンラインだとコミュニケーションが難しいので、今後はできるだけ対面でやりたいと思います。この活動を継続し、グループ病院で助け合いながら、働きやすい職場をつくっていきたいです。今回は関東のみでしたが、ゆくゆくは全国に広げていければ良いと考えます」と意欲を示す。
→徳洲新聞1403号掲載

