横浜日野病院
2月に建屋を新築するとともに病院名を変更して新たなスタートを切った横浜日野病院(神奈川県)。精神科急性期治療病棟40床の開設を11月に計画しており、マンパワーの強化に注力、今年度は過去最多となる12人の職員が入職した。地域密着型の精神科病院として、「自分自身が入院したくなる病院」(馬場淳臣院長)を目指す。
入職したのは看護師9人、薬剤師1人、作業療法士1人、精神保健福祉士1人。同院の高梨久・事務部長は「コロナ禍を機に、もっと患者さんとじっくりと向き合って看護を行いたいという看護師が増えています。入職した看護師のうち2人は新卒ですが、急性期病院を経験してきた方が少なくありません。精神科単科病院で4月にまとまった人数を採用できたのは珍しいことです。それも、採用後にさまざまな研修機会を用意し、キャリア形成の点でも有利な徳洲会のスケールメリットがあればこそだと考えています」と分析する。
同院は旧病院別館の敷地や駐車場を新病院の建設用地としてきた関係で、新築工事期間中は病床を130床に縮小して運営。その後、新病院の診療開始とともに、病棟機能拡充のため認知症治療病棟(38床)を開設するなどして208床(ほかに保護室が9室)に増床した。同病棟では、主に認知症と診断された高齢患者さんを受け入れ、精神科医師や作業療法士(専従)の指導の下、1日4時間以上、週5日以上の生活機能訓練を行うなど認知症治療に注力している。
11月には精神科急性期治療病棟(40床と保護室5室)を新たに開設する予定だ。精神疾患が急性増悪し、入院治療を必要とする患者さんの受け入れを行うのが役割で、治療やリハビリを通じ、自宅など在宅への移行や社会復帰を後押しする。病床再編し同病棟開設後には許可病床(257床)がすべて稼働する見とおし。
同院はこれまでも神奈川県の精神科救急医療体制の輪番病院として対応してきたが、同病棟のオープンにより、救急の受け入れ体制がさらに強化される見込みだ。スタッフの配置基準を満たすため、今後、看護師を追加採用する計画。
同院は初期研修医の精神科研修や湘南鎌倉医療大学(神奈川県)の看護学生の実習受け入れも行っている。
馬場院長は「病床は地域の貴重な医療資源のひとつです。ひとりでも多くの患者さんのために有効に活用していきたいと考えています。診療機能の充実を図りながら、“自分自身が入院したくなる病院”を目指します」と抱負を語っている。
→徳洲新聞1391号掲載



