徳洲会グループ

医療法人徳洲会の福島安義・最高顧問(NPO法人TMAT理事長兼務)は4月13日、湘南鎌倉医療大学(神奈川県)を運営する学校法人徳洲会の2代目理事長に就任した。同大学は2020年4月に開学、今年度4期目を迎えた。福島理事長に教育や運営方針について語ってもらった。

──2代目理事長に就任した感想を聞かせてください。

福島:身が引き締まる思いです。20年度に開学した湘南鎌倉医療大学にとって、第1期生が卒業する今年度は大学としての“完成年度”。来年度以降の新たなステージを考える重要な年になります。医療・介護・福祉関連の人材を育成する教育機関として、各方面からの期待に応えられるよう取り組んでいく覚悟です。

──どのような人材を育てたいですか?

福島:“生命だけは平等だ”の建学の精神に基づき、世界で活躍できる人材を育成していきたいと思っています。地域や人種などを問わず、幅広い視野であらゆる医療現場に興味・関心をもち、貢献したいと考える人材です。そのためには魅力的な授業の提供などを行い、学生がより広く深く学べる環境が大事だと考えています。

また離島・へき地医療や災害医療など徳洲会グループが力を入れている分野に関心をもつ在校生が多いと聞いていますので、グループ病院の協力を得ながら、離島などで実習を行うことも検討しています。徳洲会の力を生かした学びの場を提供できるよう、荒賀直子学長とともに教育体制を一層充実させていきます。

──今年度とくに力を入れたいことは?

福島:初めて在校生が看護師国家試験に挑戦するので、全員の合格を目指しサポートしていきます。

──教育で重視することは?

福島:何よりも実践的なことを重視したいと思います。卒業後に、医療現場で迷うことなく看護が実践できるように、現場での実習の時などには、グループ病院の協力を得て、できるだけ参加型の実習が組めるようにできたらと良いと考えています。今後、チーム医療がますます重要になります。患者さんとのコミュニケーションはもちろんのこと、医療に携わる各職種とのコミュニケーションが十分に取れる人材育成を心がけたいと思います。

──新しい方向性として考えていることは?

福島:「医療大学」を掲げる以上、看護以外の学部も設置する必要があるでしょう。医療現場や国の動向をふまえ、社会から求められる医療人材を輩出できる大学でありたいと考えています。徳洲会グループの力もお借りしながら、さまざまな医療現場で活躍できる人材の育成に努めていきます。

→徳洲新聞1391号掲載