徳洲会グループ

5年ぶりに全国責任者会議

徳洲会透析部会は4月22日、湘南鎌倉総合病院(神奈川県)で全国責任者会議を開いた。5年ぶりの開催。「合併症を防いでwell-beingな透析医療の実現に向けて」というテーマの下、当日は徳洲会病院で透析医療に従事する医師、看護師、臨床工学技士(CE)ら143人が出席した。

透析部会は今年度からコアメンバーの一部を変更した。湘南鎌倉病院の小林修三院長(医療法人徳洲会常務理事)が部会長から同部会担当理事、新部会長に同院の日髙寿美・腎臓病総合医療センター長が就任した。新たに設けた事務局長には同院の高室昌司・臨床工学部技士長が、医師、看護師、CEの各部門責任者には日髙センター長、山北徳洲会病院(新潟県)の山下昭二・看護責任者、新庄徳洲会病院(山形県)の新井貴浩・臨床工学科技士長が就任した。

会議では、はじめに小林・担当理事が挨拶。メインテーマについて、SDGsの169のターゲットに「GOOD HEALTH AND WELL-BEING」を含んでいると指摘し、「透析であれば“良い透析を実践しているか”という話にたどり着くはずなので、WELL-BEINGという言葉を入れました」と説明した。

また、徳洲会に登録している透析患者数は全国の透析患者数の1.6%に相当することを紹介、継続して研鑽するとともに、学会発表も行うよう求めた。

小林・担当理事はプログラムのなかで部会の方針や透析医療の最新潮流についても説明。「透析患者さんはスタッフと定期的に顔を合わせるにもかかわらず、悪性腫瘍の発見が遅れるのは問題」として、とくにがんの併発防止を呼びかけた。

透析機器の違いや新たな透析医療などについても触れ、「さまざまなかたちで検証、トライしてほしい」と期待を込めた。さらにwell-beingには“暮らし”の視点が欠かせず、そのためには足を残すこと、最近では「歩行できる足」が大切という考えから、リハビリテーションも重要なことを指摘した。人材育成や情報収集に関連し、透析療法従事職員研修や日本腎臓財団を紹介する場面も見られた。

最後に、徳洲会の取り組みの一環として、透析に関する離島・へき地医療、途上国への医療支援を紹介。「皆で協力することが大事です」と語気を強めた。

この日は部会初の試みとして、グループミーティングを実施。医師、看護師、CEの職種に分かれ、それぞれの立場からメインテーマに基づいた課題などを話し合った。各職種からの発表を聞いた高室・事務局長は「今まで漫然と集まって活動していた部分もあったため、何か共通の目標を掲げ、評価しながら取り組もうと初めて企画しました。交流もできて良かったと思います」と手応えを口にした。

従来どおり職員によるプレゼンテーションや外部講師による講演も企画した。

最後に日髙部会長が「対面で開く意義を実感しました。相談し合える関係が大事だと思っているので、部会活動を通じ関係性を深めていきたいと思っています」と締めくくった。

→徳洲新聞1383号掲載