徳洲会グループ
2023/01/27
実習指導者講習会閉講

湘南鎌倉医療大学(神奈川県)は11月11日、2022年度実習指導者講習会の閉講式を行った。看護学生の臨地実習を徳洲会病院・施設で行うにあたり、看護師が実習指導者としての心構えを学び、指導力の向上を図るのが講習会の目的。22年度からは厚生労働省「保健師助産師看護師実習指導者講習会」の実施制度に準拠している。
カリキュラムは14科目で、受講時間は190時間。県内の徳洲会病院・施設の看護師17人が昨年9月から週3回、約3カ月にわたって学んだ。
閉講日には5つのグループに分かれて、「統一した指導を目指して」、「プロセスレコードを用いて学生の自己理解に繋げた精神看護学実習指導」といった各グループが定めたテーマに基づき、グループワークの内容を発表した。
その後、荒賀直子学長が修了証をひとりずつ授与した。荒賀学長は厚労省の認定を受けたことを踏まえ、「皆さんは、どこの施設でも実習指導者として活躍できることになりました。技術面だけでなく精神的な部分でも看護という仕事の素晴らしさを伝えてください」と鼓舞した。
受講生のひとりは「今と昔とでは指導法が変化していることを知るとともに、自分なりの指導観を養うことができました」と感想を語っていた。同大学臨地実習委員会委員長の寺山範子教授(基礎看護学)は「大学教員と実習指導者という学生を教える者同士の共通理解が深まり、より頼もしい仲間ができました」と、修了生たちに期待を寄せた。