湘南鎌倉総合病院
2022/11/08
湘南鎌倉総合病院(神奈川県)は患者安全の取り組みとして「ファインプレー賞」を創設した。同賞は医療安全の観点で優れた気付きと行動により、放置すれば重大なインシデント(事故につながる一歩手前の事例)に至った医療行動を防いだ個人・チームを賞する。初回は2事例が受賞し、表彰式を実施した。
ひとつは離院防止に寄与した上里優人看護師、髙橋澄子・看護補助者、湘南鎌倉医療大学3年生の竹本沙樹さんが受賞。患者さんが病院敷地外に出ていく様子を9階病棟から目撃した竹本さんが上里看護師に報告、すぐに現場まで駆け付け、髙橋・看護補助者と一緒に患者さんを病棟に戻した。
もうひとつは優れた情報共有をした佐倉杏奈・理学療法士(PT)が受賞。急性大動脈解離の患者さんのリハビリテーション中、末梢冷感左右差に気付き、膝窩、後脛骨、足背動脈が触れなかったため診療看護師に報告、そこから医師にも報告され、緊急TEVAR(胸部大動脈ステントグラフト内挿術)となった。
医療安全管理室の黒木佳奈子・看護主任は「インシデントレポートはネガティブなものとして捉えられやすいが、ポジティブなものも浸透させたいです。ファインプレー賞は制限を設けず、良い事例があればどんどん表彰していく予定なので、職員のモチベーションアップにつながれば良いと思います」とアピールしている。
→徳洲新聞1357号掲載



