徳洲会グループ

お盆明けで過去最多の新規陽性者

緊急リポート第2弾
全国の新型コロナ新規陽性者が19日、過去最多の26万1029人と爆発的な増加となった。各地で病床使用率が上昇し、医療現場への負荷が増大している。徳洲会病院でも、家庭内感染や保育所の臨時休業などで職員が自宅待機を余儀なくされたり、近隣の医療施設が救急受け入れを制限したりと、厳しい状況が続く。徳洲会病院のコロナ対応を緊急リポートする。

発熱外来に患者さん急増 試薬が足りず一時休止も

羽生総合病院(埼玉県)は、7月19日時点でプレハブのコロナ専用病棟(80床)の入院患者さんは14人だったが、8月16日時点では44人まで増加。この間、コロナ陽性患者さんへの整形外科手術や帝王切開による出産も実施した。関連施設である2つのクリニックからは、コロナ感染した透析患者さんを受け入れている。/p>

また、PCR検査試薬の確保が困難となる状況が続き、8月1日にホームページ上に「発熱外来の休止」を通知した。青木三栄子・看護部長は「PCR検査は院内の感染管理にも必要ですので、苦渋の決断でした。職員の感染や濃厚接触の報告も毎日のようにあり、対応に追われています」と気を引き締める。/p>

札幌徳洲会病院は職員の感染もありマンパワー不足が深刻化するなか、短期間の入院制限を行いながらも救急や外来などは通常診療を維持。桜井政純・看護師長(救急看護認定看護師)は「地域の医療機関の病床も逼迫しており、満床を超えてもコロナ患者さんの転院は困難です。そのため院内で発生した陽性例は、自院で対応せざるを得ない状況です」と苦境を訴える。/p>

16日時点で23人の陽性患者さんが入院。以前から運用しているコロナ病棟(8床)以外に2カ所の病棟で、ゾーニングを行い感染対策に取り組みながら患者さんのケアに尽力している。このほか疑似症用の病室を複数確保。/p>

「陰性が確認でき自宅療養可能な患者さんには、その時点で退院していただくなどしながら、この状況を何とか乗りきりたい」(桜井・看護師長)/p>

仙台徳洲会病院でもコロナ病棟の病床数(24床)を超える28人の陽性者が入院(16日時点)。山内好美・副看護部長は「発熱や息苦しさ、咽頭痛を主訴とする患者さんや、低酸素状態となった高齢者施設の入所者さんなど、新型コロナ疑いの夜間救急・入院が顕著に増えています。ひと晩に6~7人入院することもあり、陽性判定となる方々が多いです。若年の軽症患者さんには数日でホテル療養に移行していただくなど退院調整を行い、次の患者さんを受けられるようベッドコントロールに腐心しています」と吐露する。/p>

第7波当初からの変化として、ネーザルハイフロー(高流量の酸素投与)や人工呼吸器による管理を必要とする中等症以上の増加を指摘。今後も慎重なケアを継続する方針だ。

→徳洲新聞1352号掲載