徳洲会グループ

安全に「専門性」発揮

一般社団法人徳洲会(社徳)は「診療看護師規程」と「特定看護師規程」を施行した。徳洲会グループ統一の管理規程の作成は、診療看護師(NP)と特定看護師が専門性を発揮し、安全に業務遂行できる体制を構築するのが目的。各病院・施設は診療看護師管理委員会、または特定看護師管理委員会を組織し、同規程を遂行していく。現在、徳洲会グループにはNPが14施設29人、特定看護師が26施設87人在籍。

これまで徳洲会グループではNPが増えてきたものの、その運用に関しては各病院・施設の裁量に任されていたこともあり、「どこまでの医療行為をして良いのか」、「手当てはどうするのか」など指針を求める声が上がっていた。そこで社徳看護部門はNPの安全な業務遂行を目指し、2019年に規程作成に着手。まずNPが所属する各病院・施設に対し実態調査を行った。

看護職学習支援部責任者である坂本眞起代・社徳看護部門部長は「各病院・施設で担っている業務はばらばらでした。NPの業務範囲を把握しておらず、何でもできると勘違いされるケースもあり、このままでは本来の業務範囲を逸脱するリスクがありました」と話す。

→徳洲新聞1341号掲載