徳洲会グループ

徳洲会看護部門が分科会

徳洲会看護部門は2021年度3月度分科会をオンラインで行った。グループ病院の看護部長と訪問看護ステーション(訪看ST)の所長が出席し、部門全体の21年度活動と22年度計画について共有した。

時代に合った組織体系を

冒頭、一般社団法人徳洲会(社徳)の遊佐千鶴・常務理事(看護部門担当理事)が「看護管理者として、刻々と変わる時代を見据えて対応してほしい」と呼びかけ、看護部門も時代に合った組織体系、後進育成ができる仕組みづくりを考えていることを示唆した。

前半は21年度の活動を報告。「人事」、「教育」、「業務」の各部会と「訪問」ブロック、その後、各地域ブロックが活動実績や課題を説明した。

後半は22年度の活動計画を提示。社徳の佐々木和子・看護部門部長が「彼方への挑戦∞(無限大)」、「深化と進展」を全体テーマとし、「現状にとどまらず、無限の挑戦で新たな形を創造していく」との方針を披露した。

あわせて組織体系を再構築し、22年度から「看護部」ではなく「看護部門」とすることを明示。①管理部、②看護職学習支援部、③先駆的学習支援部、④特別研究支援部、⑤地域・在宅支援部の5つの部からなり、各部には課を設ける。

とくに先駆的学習支援部、特別研究支援部、地域・在宅支援部について、遊佐・常務理事が設置の理由を説明。先駆的学習支援部については、看護大学が増えるなか、上級管理者の育成を視野に入れた大学院・博士課程への「進学支援」、管理者、スペシャリストなどになるための「キャリア支援」、さらに「グルーバルな人材育成支援」と主に3つの目的を強調した。

特別研究支援部については、従来の研究活動をさらに深め、助成金を得ながら世界に通じる研究の支援、地域・在宅支援部については、訪看STを中心とした強化(経営改善、人材育成、広報)が狙いだ。

→徳洲新聞1339号掲載