館山病院

地域密着型ケアミックス病院を目指す

館山病院(208床)は6月1日、直線距離で北東方向へ約1・5㎞離れた幹線道路沿いに新築移転オープンする。建物の老朽化にともなう療養環境や職場環境の改善、診療機能の拡充が建て替えの理由。新病院はリハビリテーションを核に、急性期から慢性期、在宅医療への体制を強化し、地域密着型のケアミックス病院を目指す。また、現在地より高台に移転することで水害対策も盤石にし、災害時の対応にも注力する。

地域になくてはならない病院へ 竹内信一院長

館山市は高齢化が進んだ地域ですので、自立した生活を送るためにもリハビリは重要です。新病院では、これまで以上にリハビリに力を入れていきますが、いろいろな場所でリハビリができる環境を整備したので、気分を変えて取り組んでいただけると思います。また、2年後には老健の開設も控えています。これらの機能を存分に生かし、病院から在宅への流れをつくり、地域の方々が、この地域で生活を全うできるようにサポートしていきたいです。

新病院は職員の要望やアイデアもたくさん盛り込んでいます。ハード面が新しくなったぶん、職員も成長しなければなりません。地域に愛される病院から一歩進み、新病院は地域になくてはならない病院を目指します。

療養環境・職場環境が大幅改善 辰澤智恵・看護部長

新病院では療養環境、職場環境が改善されます。現病院は10棟に分かれていたので、入院患者さんが透析や検査を受けに行く際、外の渡り廊下を通らなければなりませんでしたが、新病院は動線が改善され、患者さんの負担軽減、時間短縮にもなります。

鹿児島徳洲会病院、仙台徳洲会病院に続き、当院もスマートフォンを導入します。これはナースコールや見守りカメラとの連動機能に加え、撮影した写真を電子カルテに登録する機能、チャット機能などを搭載しています。

また、ダムウェーター(小荷物専用昇降機)も設置し、作業効率が良くなります。より働きやすい環境が整備されますので、看護の質向上にも努め、地域の方々が安心して治療に専念できる病院を目標にします。

災害に強い病院でより地域に貢献 田村秀禎事務長

新病院の立地は館山市の防災マップで津波浸水想定区域からはずれています。また、目の前には館山警察署や安房消防本部があります。新病院は災害に強い病院で、警察や消防とも連携しやすくなりますので、より地域に貢献できるよう災害時の対応にも力を入れていきます。安房消防とは合同訓練の実施に関し話を進めています。

当院は安房医師会に加入しており、竹内院長が副会長を務めています。地域の医療機関との連携もさらに強固なものとし、地域で完結する医療を推進していきます。救急では、これまでの後方支援の役割だけでなく、二次救急の一助となるように新病院の機能を十分に生かしていきたいと思います。

→徳洲新聞1338号掲載

 

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