館山病院
地域密着型ケアミックス病院を目指す
館山病院(208床)は6月1日、直線距離で北東方向へ約1・5㎞離れた幹線道路沿いに新築移転オープンする。建物の老朽化にともなう療養環境や職場環境の改善、診療機能の拡充が建て替えの理由。新病院はリハビリテーションを核に、急性期から慢性期、在宅医療への体制を強化し、地域密着型のケアミックス病院を目指す。また、現在地より高台に移転することで水害対策も盤石にし、災害時の対応にも注力する。
乳がん検診スタート
1階には外来・検査を集約し、患者さんの利用しやすさを意識した。救急外来には陰圧室を設け感染対策にも配慮。初療室を出ると、すぐに放射線撮影室や病棟につながるエレベーターがあり、動線も工夫した。
また、通所リハビリには専用の出入り口を設け、新たに設置した浴場では入浴訓練も実施可能。これまでは短時間型の受け入れのみだったが、1日型の受け入れもできる。
2階の手術室は、これまでの1室から4室に拡大。将来的に血管撮影室に使える部屋も確保した。透析も現病院の10床から25床に枠を広げ対応。スタッフステーションを中心に据え、まわりにベッドを配置するレイアウトにすることで、死角ができないようにした。また、大多目的室は院内研修やイベントの開催に加え、災害時には地域の方々の一時避難所としても利用できる。
3階と4階は病棟。最短距離で患者さんにアプローチ可能な見とおしの良い場所にスタッフステーションを設置。明るく開放感のあるデイコーナーは、患者さんが集まりやすい空間となっている。また、3階には「光庭」と名付けたウッドデッキがあり、ベッドごと移動が可能で、なかなか外出できない患者さんがリフレッシュできる。
医療機器では、新たにデジタルマンモグラフィー(乳房X線検査装置)を導入。乳がん検診に対応できるようになるため、地域の方々が遠方に検診に行かなくてすむ。1・5テスラのMRI(磁気共鳴画像診断装置)は機器を更新。全身を撮影する新手法であるDWIBS(背景抑制広範囲拡散強調画像)法も対応可能だ。これは主に悪性腫瘍(がん)の発見や転移の検索、化学療法や放射線治療の効果判定などに用いる。造影剤不要で放射線被曝もなく、低価格なのがメリットだ。
→徳洲新聞1338号掲載



