成田富里徳洲会病院

地元出身者が多いという成田富里病院看護部。「職員の血縁者や知人が受診する機会も少なくなく、“恥ずかしい看護はできない”とよく話しています」と瀬戸・看護部長は笑顔で語る。そのぶん、細かなニーズを把握しやすく、「受診して良かったと心から思っていただけるようなアットホームで温かな、地域密着型の看護を提供していきます」。

そのためには教育体制が重要。同院には若い看護師が多いことから、パートナーシップ制度を導入する。これは、若手看護師と先輩看護師が1組になって看護を提供する制度。2、3年目の看護師には患者さんの状態の判断、適切な看護の提供、電子カルテ入力――など、看護業務すべてを、ひとりでこなすのは難しく、「この制度によって看護の質が担保できると同時に、苦手意識からの離職防止につながります」と瀬戸・看護部長は不安のない状態で看護する大切さを訴える。

中堅看護師らのためには専門看護の研修を実施。とくに同院の診療のメインとなる内視鏡治療や心臓カテーテル治療について、専門知識や技術を習得できるようグループ病院での一時研修などを実施していく考えだ。また、災害看護に興味のある看護師も多いことから、瀬戸・看護部長主導で独自に災害看護研修なども行っていく。

「当院にはICU(集中治療室)が10床、HCU(高度治療室)は各病棟に4床ずつあります。魅力ある教育環境を整備し、できるだけ早期にこれらを稼働していきます」と展望を明かす。

徳洲新聞No.993掲載記事(PDFが開きます)