仙台徳洲会病院
救急・急性期機能やがん医療など大幅強化
安心・安全な療養環境を提供
仙台徳洲会病院(315床)は4月1日、現在地から南東に直線距離で約2㎞の仙台市泉区高玉町に新築移転オープンする。現病院は1986年2月、徳洲会グループ初の東北地方の病院として開設。建築から36年が経過し老朽化してきたため建て替えを行った。新病院には、安心・安全な療養環境の構築に寄与するスマートベッドシステムを徳洲会グループで初導入、ハイブリッド手術室や屋上ヘリポートの設置、健診・人間ドック(予防医学センター)の大幅なスペース拡張、外来化学療法や人工透析の強化、高性能な医療機器の導入なども行い、診療機能の引き上げを図った。
徳洲会グループで初導入 スマートベッドシステム
徳洲会グループで初の導入となるスマートベッドシステムは、ベッドサイドの専用端末に患者さんの情報を集約して表示できる。電子カルテと連携し、昼夜のADL(日常生活自立度)や安静度、食事、転倒リスクなどをピクトグラム(絵文字)で、わかりやすく示す。体温、血圧、血中酸素飽和度、血糖値のバイタルデータは通信機能付きの測定器を端末にかざすことで自動入力が可能だ。早期警告スコア(NEWS)を表示する機能も盛り込み、患者さんの急変をいち早く察知。スタッフステーションでも同じ情報が共有できる。
健診や人間ドックを行う健診センターは「予防医学センター」に改称。女性用の更衣室にはパウダールームを完備する。
2階に50人ほど収容が可能な会議室を設け、コロナ収束後には医療講演や糖尿病教室など対面式の催しを実施する計画だ。予防医学センターと老健シルバーホームいずみは、それぞれ専用の入り口があり、エレベーターも含め正面玄関を利用する他の患者さんと動線を分けている。
7階病棟は感染症に対応したつくり。陰圧個室2床を設けるとともに、陰圧レベルは下がるが病棟全体(40床)を陰圧環境にできるようにした。現病院では敷地内にプレハブ型のコロナ専用病棟(24床)を運用しているが、移転後は7階病棟でコロナ患者さんの入院を受け入れる方針だ。院内保育所「おひさま保育園」も敷地内の一角に移転した。
災害に強い病院を目指し、耐震構造を採用。自家発電装置と備蓄燃料により、病院機能は3日間持続可能だ。エントランスホールには床暖房があるため、避難時の低体温を防ぐことに役立つ。
→徳洲新聞1329号掲載



