

新型コロナウイルス感染症が流行し、当時看護学生だった私はほとんどの臨地実習で制限を設けられており、実際の患者さんを看るという経験が難しい状況でした。感染症の終息を感じられないまま長くつらい看護学生の3年間を終え、自分が看護師として患者さんのベッドサイドへ行っても良いのかと不安を抱きながら入職しました。
入職後ICUに配属となり、数少ない実習の中でも経験したことのない環境に不安と緊張でいっぱいでした。しかし先輩方が受け持ちの患者さんの病態や行った看護ケアをもとに振り返りと学習のポイントを伝えてくれるので、学習が苦手であった自分でも実践を踏まえた自己学習で学びを深めることができています。学生のうちにもっと勉強していれば・・・と思うことも何度もありましたが、3か月の中で少しずつ自分でできることが増え、アセスメントの視点が広がっていることにやりがいと自分なりの成長を感じています。新型コロナウイルス感染症以外でも、ICUの特性として治療上や感染対策のため限られた時間で重症な患者さんやご家族と関わることが多いため、机上の学習だけでは難しいと感じています。患者さんとご家族が安心して治療に向き合えるような看護が実践できるよう、これからの経験と学習を大切にしていきたいと思います。現在はまだベッドサイドへ行くことにも緊張と不安がありますが、さらに3か月後の自分が成長していることを実感できるよう、日々の学習を積み重ね自信をつけていきたいです。


私が入職3ヶ月目を迎える中で頑張っていることは、疾患やその疾患特有の症状について学習することです。現在私が勤務している病棟では、消化器や整形外科など、幅広い範囲の疾患で入院される方が居ます。それぞれの疾患に特有の症状や兆候があり、行われる処置や術式、使用する薬剤、その後の看護にも違いがあるため、それら一つ一つについて学ばなければなりません。そのため私は、その日の勤務でわからなかったことや疑問に思ったことをその日のうちに調べ、ノートにまとめるようにしています。そして、病棟で勤務している中でうれしいと感じることはそれら日々勉強していることを看護実践する上で活かすことができ、患者さんと関わることで回復していく過程を身近で感じられることです。日々状態が変化していく患者さんに対して、最低限の知識を備えて関わっていくことは、その患者さんの安全・安楽にもつながることが考えられるため、今後も続けていこうと思います。
また、3ヶ月目を迎え、できるようになったことは、看護師として行う基本的な処置(採血や点滴ルートの確保など)の準備・実施です。3ヶ月前までは物品の扱い方すら迷ってしまう状態でしたが、日々実施させていただく機会に恵まれて、今では一連の流れに沿って実施することができるようになりました。患者さんからも「誰でも最初は一年生だから大丈夫だよ」など暖かい言葉をかけていただき、私自身のモチベーションにもつながっています。今後も患者さんの命を預かる責任の重さを実感し、基本的な知識と技術を持った看護師になれるよう勉強を続けて行こうと思います。


私は、学生の頃から患者さんの心に寄り添い、温かみのある看護師になりたいという目標を持ち、相手を知り理解したいと考え続けてきました。
4月入職して手術室に配属になりました。手術室は専門的な知識や技術が必要です。毎日多くの新しい体験から学びを得ながら3ヶ月を過ごしてきました。新人看護師として一般的に患者さんとの関わりが少ないと言われている部署で新たなスタートを切り、今の自分には何ができるのか不安に思うことや悩むことも多くありました。
この3ヶ月間先輩看護師の姿から、手術を受ける患者の傍に居て不安や緊張の頂点に達した患者さんの気持ちに寄り添うことができるのは手術室看護師であるということを学ぶことができました。そして、日常的な関わりは少なく時間も僅かですが、だからこそ看護師として患者さんにできることを精一杯考え実践することが大切であるということに気が付きました。今は、少しずつ自分に何ができるのかを考えることができるようになってきたと感じています。言葉で表すよりもそれらを実現することはとても難しく、日々反省を繰り返しながらですが、自分が掛ける一声や小さな行動がほんの少しでも患者さんにプラスになってほしいと考え、心がけできるようになったことが嬉しく小さな成長です。
現在私は、器械出し看護を学び始めたところです。新たな挑戦の始まりは余裕がなく必死になってしまいますが、看護師として何ができるのかを時に立ち止まって振り返りながら一歩ずつ成長していけるように努力していきたいです。

4月から看護師としてSCU病棟に配属になり、3か月が過ぎました。SCUは脳卒中の急性期の治療を行う病棟です。配属がSCUと分かった時は、学生の頃に勉強した脳の構造や機能など、ほとんどのことを忘れていたためとても不安でした。
しかし、SCUでは新人看護師の教育体制が手厚く、脳卒中に関連する治療や看護を、先輩の看護師さんが丁寧に指導してくださいます。毎日の勉強が辛くて辞めたいと思う瞬間もありましたが、沢山の先輩がサポートしてくれるため、今では脳のMRI画像やCT画像をみて、どこに病変があるかなどがわかるようになりました。先輩からの質問に対しても、スムーズに答えられるようになり、知識が定着していることが分かった時や、勉強してきた疾患の患者様を受け持てるようになった時に、とても成長を感じ嬉しくなります。
入職時は、先輩に言われた通りに目の前のことをこなすことが精一杯でした。3か月が経った今では患者様を受け持たせていただき、患者様に起こりうるリスクや必要な看護を考えて先輩と共有し、指導を受けながらではありますが、自主的に動く力が身についてきました。まだまだ看護師として知識も浅く看護の視野も狭いので、これからも多くの患者様から看護を通じて学んでいき、学習を続けて様々な視点から看護を考えられるように、また、急変時にも対応できるような看護師になれるように頑張っていきます。


入職して3ヶ月が経ち、日々、自らタイムスケジュールを立て、優先順位を考えながら行動できるよう頑張っています。特に私が大切にしていることは、患者さんの思いを考えながら行動することです。ある先輩にどのような看護が大切か聞くと、「患者様の療養環境を綺麗にできる看護師が一番大切」と教えてくれました。私も共感し、忙しい業務の中でも患者さんの療養環境を整えることを心がけています。私が勤務している病棟では、寝たきりの患者さんも多く、直接訴えることができない場合があります。そのため、患者さんの気持ちを考えながら看護を行っています。安楽な体位、皮膚トラブルの予防、ベッドや床頭台周囲の環境整備を行うことなど、当たり前なことを大切にして取り組んでいます。
これまで嬉しかったことは、患者さんに感謝の気持ちを伝えていただいた時や、先輩方が常に声をかけて下さることです。私は心配性で、仕事の確認を何度もしてしまいます。そのため、時間がかかってしまいますが、先輩方は「最初が大切だから時間がかかってでもしっかり確認していくことが大切だよ」といつもフォローしてくれます。患者さんからは「あなたみたいに優しい看護師さんに出会えてよかった」「これからも沖縄の医療のために頑張ってね」など優しい言葉をいただき、日々やりがいを感じながら働くことができています。
はじめは先輩がシャドウイングしながら看護を行っていましたが、少しずつ一人でできることが増えています。日々を振り返りながら、自ら主体的に取り組めるようにもなりました。まだまだ分からないこともたくさんありますが、頼りになる先輩方から学び頑張っていきたいです。


入職して3ヶ月間で嬉しかったことは、1年目なりに一生懸命に働いていることが先輩に伝わり、一生懸命な姿に元気を貰っていると言ってもらえたことです。まだ入職して3ヶ月しか経っておらず分からないことや出来ないことがたくさんあります。そういう時は分からないまま放置するのではなく、少し勇気を出して聞くようにしています。先輩方は皆優しくてどんなに忙しくても、優しく教えてくれます。また出来ないことも多いので、限られた出来ることを丁寧に素早く行うように意識しています。
3ヶ月間で出来るようになったことは、血糖測定、経管栄養、吸引、採血、点滴留置、1~4人の受け持ちです。点滴留置は最近出来るようになりましたが、採血の時とは違い少し針が長いので難しく、失敗してしまう時もあります。何度も経験していくことが大切と教えてもらったので、毎朝情報共有の時に自分の行いたい看護技術を先輩方に伝えるようにしています。
今、頑張っていることは疾患の勉強です。3ヶ月+3ヶ月のローテーション研修があるため、その病棟ごとで多い疾患を調べて観察項目や治療、薬剤等勉強しています。いざ質問されると戸惑ってしまう性格なため、いつ患者さんに疾患について質問されてもいいように、患者さんの変化に気づけるように、勉強を積み重ねることが大切だと思いました。分からないままにせずたくさん勉強し、患者さんの不安を取り除けるような看護師になれるよう頑張ります。