※新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため近年は中止。


カレン族集落での学び:二泊三日の集落での民泊は、裕福な日本の暮らしと異なり、小さな豆電球にすきま風といった生活で、店はあるもののほぼ自給自足での生活であった。私たちは村人ほぼ全員に心電図検査を実施し、健康チェックを行った。村人は皆笑顔で私達に接してくれ、美味しいご飯で盛大にもてなしてくれた。それがあまりに嬉しく、たった三日間での関わりであったが心がとても温かくなった。
アークどこでも本読み隊での学び:全盲の堀内佳美さんが設立した非営利団体。農村地域に不足している活字を届けるためにランマイ図書館や移動図書館を考え実際に活動されている。その他に少数民族の子供達のための教育支援にも力を注いでいる。
ストリートチルドレン施設での学び:利用する子供達は236名。それに対しスタッフは3名のみ。中には暴力的な子やドラッグの売買に関与している子、親が誰かわからない子など様々な問題を抱えている子供達が平均15~20名/日通っている。そこでは朝ご飯の支給や洗濯物もできるようになっており、スラムに住みながらでも学校に通えるように施設スタッフは尽力している。また、それぞれの村に青年リーダーを配置し、親への生活指導や正しい薬剤(家庭で使用する風邪薬や塗り薬など)の使い方を指導できるよう育成する活動も行っているそうだ。
タイボランティア研修は、見るもの・感じるもの全てにおいて衝撃的なことばかりであった。先進国に住む私達ができることは何か考え、行動に移せる人材になり貢献していければ本望である。