徳洲会FYN救急・総合診療部グループ
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研修体験者のメッセージ

■FYN救急総合診療研修を半年終えて

日野 裕志

静岡の藤枝市立総合病院で初期臨床研修を終えた後、将来的医師像をfamily practiceの方向に考えた上で、その一面であるファーストタッチを次の研修目的に挙げてFYN救急総合診療研修に参加、5月1日より福岡徳洲会病院での研修を開始して約半年になる。最初に福岡徳洲会病院を選んだ理由としては、まずどんな人でもそれなりにごまかしでなく相手にできること、何らかの対処を望んで来ている目の前の患者に何らかの適切な処置ができること、緊急を要する患者であればその判断を違わず対処できること、そのような研修を積みたいと考えた時に、まず日本一の救急外来受診患者数を一手に受けて入れている福岡ERをみてみようと思ったからである。

福岡で感じたことは、まずその症例の豊富さと質の良さである。common diseaseはもちろん、なかなか出会えないが重要な疾患、鑑別に悩むが非常に興味を引く症例、判断力を要求される症例等々、枚挙に暇がない。印象に残っているものとしては、ブルガダ症候群や甲状腺クリーゼあたりが挙げられるだろうか。もちろん、貧困や暴力といった医療的側面とは違った向きで考えさせられる(悩まされる)こともたびたびあるが、そういった社会的側面の問題や背景を考えることも今後のことを考えればいい勉強である。研修医の指導的立場で一緒に診させてもらうことも多いが、症例的には教育的ハードとしても申し分ないと思う。

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