徳洲会グループからのお知らせ

共愛会病院 多職種で在宅復帰支援 地域包括ケア病棟を開設

【共愛会病院】

2019/06/12

北海道地方


共愛会病院(北海道)は地域包括ケア病棟を開設、運用し、従来以上に地域密着型のケアミックス病院として地域医療の充実に貢献する。同病棟は急性期治療を終えた患者さんや、在宅復帰のためにリハビリテーションを必要とする患者さん、在宅患者さんの急変時の受け入れ、在宅患者さんのレスパイト(介護者の一時的な休息)を目的とした受け入れなど幅広い役割をもつ。多職種連携により、自宅や介護施設への在宅復帰支援に力を入れ、患者さんができる限り住み慣れた地域で生活し続けるのを支える”地域包括ケアシステム“の一角を担う。

人員増強しリハビリに注力

「○○さん、おはようございます。本日担当させていただく東谷です。お身体を看させてください」

共愛会病院の3階にある地域包括ケア病棟の病室でのひとコマだ。東谷真季看護師が70代女性患者さんのベッドサイドを訪れ、優しく声をかけながら体位変換を行ったり、体温や血圧を測定したりするなどケアを行った。

この患者さんは腰椎(ようつい)圧迫骨折により入院。手術は行わず、ベッド上で安静を維持するなど保存的治療を行い、治癒後はリハビリテーションに取り組む予定だ。

同院は許可病床378床のうち358床が稼働。このうち3階の45床を地域包括ケア病棟として運用している。これ以外は一般病棟135床、医療療養病棟133床、障害者病棟45床という病床構成だ。

同院が地域包括ケア病棟を開設したのは2018年9月。医師や看護師、リハビリスタッフ、医療ソーシャルワーカー(MSW)など多職種が連携し、患者さんの在宅復帰支援を行っている。毎週1回、多職種カンファレンス(検討会)を開き、一般病棟の入院患者さんのなかから、治療を終える見とおしが立ったものの、すぐには退院が難しく、地域包括ケア病棟に転棟し、リハビリや療養継続が望ましい患者さんを選別している。他院からの紹介で入院するケースもある。同カンファレンス以外にも週1回、患者さんごとに、診療方針や退院後の方針などを検討するカンファレンスも行っている。

地域包括ケア病棟(床)をもつ徳洲会病院

病院名
帯広徳洲会病院(北海道)
共愛会病院(北海道)
庄内余目病院(山形県)
茅ヶ崎徳洲会病院(神奈川県)
近江草津徳洲会病院(滋賀県)
神戸徳洲会病院(兵庫県)
大隅鹿屋病院(鹿児島県)
名瀬徳洲会病院(鹿児島県)
瀬戸内徳洲会病院(鹿児島県)
沖永良部徳洲会病院(鹿児島県)
宮古島徳洲会病院(沖縄県)
石垣島徳洲会病院(沖縄県)

(2019年5月時点)

同院の芦崎ひとみ看護部長は「国の政策により、急性期病棟では病状が安定すると早期に退院いただく必要があります。しかし、地域の高齢者人口が増加するなか、急性期治療を終えて病状が安定したものの、すぐにご自宅や施設での療養に移行することに不安を感じるという患者さんや家族も少なくありません。そのため受け入れる場所をつくる必要性を感じていました」と説明。

続けて「退院後に在宅復帰した患者さんの体調が再び悪化した場合についても、地域包括ケア病棟は適切な受け皿になると考えています」と話す。

函館市の4月末時点の人口は25万7085人、65歳以上は8万9718人で高齢化率は34.9%に上る。全国の高齢化率28.2%(18年12月1日時点)を6ポイント以上、上回っているのが現状だ。

急性期病棟では入院から20日程度以内に退院するのが一般的だが、地域包括ケア病床は最長60日まで入院可能。この間に在宅復帰に向けて、しっかりとリハビリなどに取り組むとともに、復帰後の生活を見据え、必要であれば自宅に手すりを設けるなど改修を行う。

このほか「人工呼吸器や酸素療法、経管栄養など医療依存度の高い患者さんに関するレスパイトのニーズも高まっています。また、老々介護の世帯が増えていることもあり、介護者ご本人が入院されるケースも見られます」(野口秀範・医事課課長)という。レスパイトに関しては、12年に指定短期入所事業所の指定を受け、障害児・者の受け入れも行っている。

地域包括ケア病棟はリハビリを重点的に行う役割も期待されている。リハビリテーション室の諸橋陽・作業療法士は「4月にリハビリ室に4人の新入職員が加入しました。退院に向けた目標設定やリハビリプログラムの作成など訓練を積んだうえで地域包括ケア病棟に配置し、リハビリ体制を強化していきたいと考えています」と展望。さらに「リハビリスタッフ一同、新しいことには興味をもって取り組む意欲がありますので、リハビリ室の活性化にもつながっています」と目を細める。

赤石暢子・看護師長は「高齢の患者さんが多いため、安全確保や観察を徹底し、機能低下や状態悪化の未然防止、早期発見に努めるよう、病棟看護師一同気を配っています」と力を込める。

従来の一般病棟、療養病棟、障害者病棟に新たに地域包括ケア病棟が加わったことで、病院はどう変わったのか。「リハビリのために転院するのは、患者さんやご家族にとって大きな負担となります。地域包括ケア病棟では重点的なリハビリ実施が可能ですので、治療からリハビリまで院内で一貫して提供できるようになったのは、当院にとって大きな前進です」と地域医療連携室の山田昌広副主任(医療相談員、社会福祉士)は話す。

最後に芦崎・看護部長は「地域に密着し、患者さん一人ひとりの生活と命をつなぐ取り組みに、今後も貢献していきたい」と意欲を見せる。なお同院は6月1日、社会福祉法人函館共愛会から医療法人徳洲会に経営主体を変更した。

→徳洲新聞1187号掲載

 

共愛会病院 看護部サイトはこちらから
http://www.kyoaikai-hosp.com/bosyu02_ns.html

一覧へ戻る

page top
徳洲会について
- グループ理念・理事長メッセージ
- 徳洲会ってどんなところ?
- 徳洲会グループの原点
- 徳洲会グループの成り立ち
- 海外ネットワーク
看護部のご紹介
- 看護部 概要
- 看護部 特徴
- 徳洲会グループの取り組み
- 教育プログラム
- スタッフメッセージ
看護師を目指す方へ
- 募集要項
- 奨学金制度
- 福利厚生
- 先輩ナースのメッセージ
- 助産師募集
- 看護部情報誌「徳看マガジン」
- 高校生から進む 看護職への道
施設一覧
- 北海道地方
- 東北地方
- 関東地方
- 中部地方
- 近畿地方
- 中国・四国地方
- 九州地方
- 離島・沖縄地方

一般社団法人 徳洲会 〒102-0074 東京都千代田区九段南1-3-1 東京堂千代田ビルディング14F
TEL:(03)3262-3133
Copyright(C)Tokushukai All Rights Reserved.