徳洲会グループからのお知らせ

台風19号深い爪痕 TMATが各地の被災地支援③

【徳洲会グループ】

2019/10/31

徳洲会グループ


国内外で災害医療活動に取り組むNPO法人TMAT(徳洲会医療救援隊)は、大型の台風19号により、甚大な被害を受けた地域で支援活動を行った。秋山川が決壊した栃木県、千曲川が決壊した長野県、阿武隈川が決壊した宮城県、福島県にそれぞれ隊員を派遣、調査活動を実施。長野県と宮城県には本隊も派遣し、長野県では100人超が避難している北部スポーツ・レクリエーションパーク(北スポ)を拠点に10月27日まで、宮城県では50人超が避難している丸森小学校を拠点に23日まで、それぞれ活動を行った。

断水した避難所で活動

宮城県では15日から先遣隊3人が活動を開始。県庁と仙南保健所で情報収集、ミーティングに参加した。翌日、TMATは同時期に活動を開始したNPO法人AMDA(岡山県)と協働し、丸森町の主要避難所である丸森小学校を担当することに決定。丸森小に到着後、すぐに避難所アセスメントを始めた。

避難者が生活する体育館は土足のままの状態、トイレもパーテーションで区切られた介助者用がひとつのみだったため、迅速な環境整備が必要だった。また、電気は復旧したものの、上下水ともに断水しており、復旧までに1カ月を要する状況だった。同日、ダンボールベッドを設置予定だったが、避難所内の清掃、ゾーニングなどを避難者に説明したうえで実施すべきと関係者に助言し、翌日にもち越し。夜、避難者に説明を行った。

17日の作業内容は事前にタイムスケジュールを作成し、行政や自衛隊、DMAT(国の災害派遣医療チーム)と共有。当日はTMATが中心となり、100人近いスタッフが体育館の清掃、ダンボールベッドの設置などを行った。午後3時頃には、すべての作業を終え、別室に荷物とともに移動していた避難者を体育館に誘導。土足禁止エリアを明確にし、出入り口をひとつにして靴箱を設置するなど環境整備した。

18日から災害処方箋の発行が認められ、丸森町役場に臨時救護所とモバイルファーマシー(災害対策医薬品供給車両)が設置された。丸森小でも緊急患者さんへの対応や処方切れ患者さんに対する処方を開始。

TMATは①診療や避難所アセスメントを行う医療チーム、②保健師と一緒に避難者リストを作成する保健チーム、③避難所内の感染対策や生活改善を行う環境整備チーム――に分かれ活動した。また同日、宮城県から福島県に先遣隊2人を派遣、現地調査を行ったが、医療ニーズはなく活動を終了した。

先遣隊として現地入りした湘南藤沢徳洲会病院(神奈川県)小児科の浦部優子・非常勤医師は「一度出来上がった生活スペースを崩し、ダンボールベッドを設置する作業は大変でしたが、生活環境は良くなり衛生的にも改善されたと思います。23日に小学校が再開し、TMATの活動も同日に終了することが決まったので、後はそれに向け動くだけです」と語っていた。

重要なのは保健チームの作業。避難者の状態を把握し、「リハビリテーションが必要」、「お風呂の介助が必要」など保健師が保健所に要望を上げ、個別に対応していくためだ。TMATはこれまでの情報を地域の保健師に引き継ぎ、撤収後もスムーズに避難所運営ができるよう最後まで尽力した。

環境整備チームも断水が続くなか、仮設トイレの前に手洗い場を設置したり、ダンボールベッドの配置を変えて談話スペースをつくったりし、避難所生活の改善に努めた。医療チームは延べ20人の患者さんを診療。宮城県では11日間で合計12人の隊員が活動、また仙台徳洲会病院から応援をもらい、同院から8人のスタッフが現地入りし、23日にすべての活動を終えた。

→徳洲新聞1208号掲載

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