【子宮筋腫で手術をためらっている方に朗報です!】 切らない日帰り手術が可能になりました。 日本女性のおよそ4〜5人に1人が子宮筋腫を発症すると言われています。この子宮筋腫を従来のように手術すれば5〜14日間の入院が必要となり、仕事や家庭を持っている方には大きな負担です。それが日帰り手術で治療可能となれば、多くの女性にとって喜ばしいことではないでしょうか。 福岡徳洲会病院ではこの集束超音波治療を開始します。この治療が可能なのは日本国内でも当院を含めた7医療機関だけの最新医療です(2007年7月現在)。
【集束超音波治療 FUS/Focused Ultrasound Surgery】 集束超音波治療(FUS)とは、超音波の振動のエネルギーが組織のなかで熱に変換されることを利用しています。200個以上の超音波発生装置から一点にエネルギーを集中させること(虫眼鏡で日光を一点に集める要領です)で局所温度を10〜20秒で60〜90℃以上に上昇、熱凝固させて細胞を死滅させる治療法です。隣接する組織には熱による損傷がほとんどありません。 【FUSの対象となる疾患】 対象疾患としては子宮筋腫、乳腺腫瘍(乳腺線維腺腫、乳ガン)、肝腫瘍、脳腫瘍が試みられており、2004年10月に米国FDAの承認のもとに子宮筋腫の治療が開始されています。さらに乳ガンの治療にも用いられていますが、現在の福岡徳洲会病院では子宮筋腫のみを対象として行います。 【特徴】 <1>非侵襲的であること <2>入院の必要がなく日帰りであること <3>治療時間は約3時間でうつぶせの状態で治療を受けること <4>副作用が非常に少ないこと うつぶせになることが数時間必要ですが、体にメスを入れることもなく痛みもほとんどありません。副作用としてはきわめて軽度のやけどがありますが、数日で治癒する程度です。 また、腸管損傷などのリスクもMRIで確認しながらおこなうので避けることができます。異常があるときには患者さま自身でも治療の機械を止めることができます。
婦人科での子宮筋腫の治療では、外科的治療として (1)子宮摘出術 (2)子宮筋腫核手術 (3)腹腔鏡下手術など 保存的治療としては、 (1)薬物療法 (2)子宮動脈塞栓術(UAE) その他に今回の非侵襲性集束超音波治療(FUS)があります。 ※侵襲とは検査や治療などによって、患者さまを傷つけたり、生活あるいは生命をおびやかす可能性があること。非侵襲とはその可能性がないということ 【FUSの内容】 1回(25秒)で焼ける範囲は直径5mmほど。1回焼く度に1分半ほど間をおきます。このために直径8cmの筋腫1個の治療に約3〜4時間かかります。対象は筋腫の大きさが直径10cm以下で1回に治療できるのは3個まで。大きな筋腫は2回、3回と分けて治療することもあります。筋腫の症状は出血が多くなる、生理痛、腰痛、下腹部の張り、頻尿などです。 この治療で筋腫がなくなるわけではありませんが、縮小することで症状を軽減することができます。体に侵襲はほとんどなく日帰りできることから自己の体への負担が少なく、また周囲の人への負担も少ないというのが最大の利点です。 【Q&A】 よくあるご質問をまとめました。
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